―行政書士は一人で仕事をしているわけではありません―
山口県周南市で相続手続きを行っていると、
ときどき歴史の長さに驚くことがあります。
現在、私が対応している相続案件の中には、
安政時代まで遡る家系の相続があります。
戸籍を開いたとき、思わず手が止まりました。
そこに書かれていた元号は
「安政」。
安政といえば江戸時代の終わり、
黒船来航の頃の時代です。
その時代に生きていた人の戸籍が、
今、相続手続きの資料として目の前にあります。
相続の仕事は、単なる書類作成ではありません。
戸籍をたどりながら、一つの家族の歴史を整理していく仕事でもあります。
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古い戸籍から始まる相続手続き
古い家系の相続では、
• 家督相続
• 代襲相続
• 数次相続
など、複雑な相続関係が発生することがあります。
戸籍を一つずつ確認しながら、
相続人を確定し、相続関係を整理していきます。
特に、昔の戸籍を読み解く作業は簡単ではありません。
しかし、こうした作業を進めていくことで、
長い年月の中で止まっていた相続手続きを
少しずつ前に進めることができます。
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行政書士は一人で仕事をしているわけではない
行政書士は、一人事務所が多い仕事です。
私もその一人です。
しかし、実際の相続手続きの現場では、
決して一人で仕事をしているわけではありません。
相続手続きには、
• 法務局
• 市役所
• 農業委員会
• 税務署
• 家庭裁判所
など、多くの行政機関が関わります。
制度を確認しながら、
一つ一つの書類を整えていきます。
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相続の実務は確認と修正の繰り返し
正直に言えば、
相続の実務は簡単ではありません。
同じ相続案件は一つとしてなく、
毎回状況が異なります。
そのため、
間違える
↓
確認する
↓
修正する
↓
再提出する
という作業を繰り返しながら、
相続手続きを進めていきます。
法務局の担当者の方には、
戸籍の読み方や法定相続情報一覧図の作成について
ご指導いただくこともあります。
忙しい中でも丁寧に対応してくださる行政の方々のおかげで、
相続手続きを進めることができています。
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相続手続きは他士業との連携で進む
相続の現場では、
他士業の先生方との連携も欠かせません。
例えば、
• 不動産登記 → 司法書士
• 相続税申告 → 税理士(会計事務所)
• 相続トラブル → 弁護士
それぞれの専門家が役割を持っています。
相続手続きは、
こうした専門家の連携の中で進んでいく仕事です。
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周南市で相続手続きを進めるということ
私はよく思います。
自分の仕事は
「オール周南市」で進めている仕事
なのだと。
一人事務所ではありますが、
実際には多くの方と一緒に一つの相続を進めています。
行政と、
専門家と、
地域の制度と。
それらがつながることで、
一つの相続手続きが動き出します。
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信義誠実の原則は実務の中にある
法律には
**信義則(信義誠実の原則)**という言葉があります。
しかし、実務の現場では
それは条文としてではなく、
人と人の関係の中に現れます。
誠実に仕事をする。
相手を尊重する。
協力して進める。
そうすることで、
制度も人も自然に動いていくのだと思います。
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相続手続きは地域とともに進める仕事
安政時代から続く家系の相続を整理しながら、
私は改めて感じています。
相続の仕事は
一人で完結する仕事ではありません。
行政と、
専門家と、
地域と。
多くの方の力を借りながら、
一つの相続手続きを前に進めていきます。
山口県周南市で相続手続きにお困りの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
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